Sakura Business News
2025年5月号
- 記事2
- 働く人の熱中症対策 義務化へ

厚生労働省は、暑い環境での作業が見込まれる場合、熱中症のおそれがある人を早く見つけて適切な対策を取るよう、企業に対して罰則付きで義務づける方針を決めました。労働安全衛生法に基づく労働安全衛生規則を改正し、2025年6月からの施行を目指します。 具体的には、熱中症のおそれがある人を見つけた場合などに報告するための連絡先や担当者をあらかじめ定めておくなどの体制整備、体を冷やして医療機関に搬送するといった手順を決めておくなどの手順作成を義務付けます。また、これらを労働者へ周知することも義務付ける方針です。対象となる作業としては「暑さ指数」が28以上か、気温が31度以上の環境で、連続1時間以上、または1日4時間以上の実施が見込まれる作業です。企業が対策を怠った場合は6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される予定です。 厚生労働省は5月から9月まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します。職場における熱中症予防対策を徹底するため事業場への熱中症予防に関する周知・啓発を行うほか、熱中症に関する資料やオンライン講習動画等を掲載しているポータルサイトを運営します。