Sakura Business News
2024年12月号
- 記事1
- 10月からの厚生労働省関係の主な制度変更
厚生労働省は、令和6年10月から適用されている制度変更のうち主要なものをまとめ、webページに掲載しています。概要についてご紹介します。 ①被用者保険(厚生年金保険・健康保険)の適用拡大 短時間労働者への被用者保険の適用について、現在の従業員数100人超から50人超へ企業規模要件が変更になります。また、賃金要件(月額8.8万円以上)、労働時間要件(週労働時間20時間以上)、学生除外要件、勤務期間要件(2カ月超)については現行のままとなっています。 ②労働関係 最低賃金額の改定 都道府県ごとに定められている地域別最低賃金が改定されます。各都道府県、時間額にして50円から84円の引上げで、京都府は1,058円になります。 ③雇用関係 教育訓練給付の拡充 専門実践教育訓練給付金について、教育訓練の受講後に賃金が上昇した場合、現行の追加給付に加えて、さらに受講費用の10%(合計80%)を追加で支給します。対象となるのは、雇用保険被保険者です。